2009年6月7日日曜日

ナイフ作り

教室の人数が少ない時、自分も何か作ることにしている。ヒマだと、生徒さんに口を出しすぎるからだ。以前スウェーデンで入手したフロストのナイフブレードが二本あるのを思い出し、それでナイフを作った。

一本目は、少し細めで、チェリー材使用。二本目はブラックウォールナットで、自分が握りやすいよう、粘土で型をとって昔作ったナイフの柄に似せた。一本目には、木で鞘を作り、さらにそれを革で包んで、ケースも作った。フロストのナイフブレードは、柄を貫通して後ろまで金属を通す作りにするように作られている。二枚の板の片方に、ナイフの厚みを形どおりに掘り込み、接着・成型する。

ナイフというのは、自由度が一番高い刃物だと思う。確実性はないが、どんな形もできる。作っていると、そのことにあらためて気づく。無心に木を削って、何か作りたい衝動を感じる。