一言でいえば、大正解(^^)。もちろん、よく冷えるわけではないけど、あるのとないのとでは、エライ差でした。
導入を検討しておられる方に参考になるよう、少し詳しく使用状況を説明します。
工房の建物は5cmほどの厚みのあるスポンジをOSBパネルでサンドイッチしたパネルを使っていて、木造にしては断熱性能は良い方だと思います。また、屋根は二重になっていて熱くなった空気が抜ける”棟換気”という構造になっています。隙間風はよく入りますが、窓は小さく、南からの太陽はあまり入りません。西日も遮断する対策をしました。天井の一部が高くなっていて、そこから熱い室内の空気がでます(あくまで理想)。
導入したエアコンは、ダイキンのAN56LEPKというケーズデンキのオリジナル機種で、冷房能力5.6kW、電力は最大1870W、冷房目安畳数 15畳~23畳というものです。自動掃除などの便利な機能はありません。購入価格は標準工事費コミで118000円でした(配管で3m分追加料金がかかりました)。
エアコンと業務用扇風機を二台併用しています。このためでしょうか、意外に部屋全体に効果がありました。温度設定は29度で、風量70%ぐらいで、ずっと運転しました。外が36度くらいの時でも室内はそれほど暑くはなく、扇風機から来る風は冷たく感じました。多分、体感気温30度くらいではないでしょうか。エアコンのない機械室へ行くと、その蒸し風呂状態にびっくり。エアコンのありがたさを痛感します。
クランプメーターで電流を測定したところ、約4Aでした。ですから、4X200で800Wぐらいで定常運転していることになります。最大の1870Wで運転するにはどうしたらよいかわかりません。設定温度をもっと下げたらいいのかな?
エアコンなしで教室をやったら、一日でバテバテでした。ところが、エアコンを入れての三日間は、精神的余裕が持てました。この差は大きいです。この能力のエアコンを二台入れないと効果がないのではと心配しましたが、記録的な猛暑の中、一台でまずますの効果があったと言えます。
報告は以上ですが、断熱効果がよい結果に結びついたのではないかと感じています。外からの熱量が冷房能力をはるかに上回る環境では効果は限定されるかもしれません。