2010年6月25日金曜日

自宅へ搬入

数年前に作り、ほとんど完成していながら、仕上直前で放置していたキャビネットを、ついに今週仕上げて自宅へ運び込んだ。カペラゴーデンの小さなブックレットを頼りに、習作として、できるだけ図面に忠実に作ったもので、日本に滞在したことがあるP氏の指導の下、その生徒だった方の作品が手本。

数年ほっておいた代償は大きい。天然乾燥だと思われるヒバを使っているが、狂い、焼け、昆虫の糞の跡・・・。元々技術向上のための作品なので人に見せるものではないし、ふと自宅の寝室で使おうと思いついた。鉋がうまくかかっているので280番で軽く研磨した後、5倍くらいにうすめた油性ポリウレタンニスを刷毛とタンポで二回塗る。そして棚板と棚ダボを入れ、扉の金具を固定し、裏板を取り付けて完成。

家に入れてみて驚いた。家具の周りが正に北欧の雰囲気になった。扉の中に五杯、上部に二杯、計七杯の抽斗は全て包みアリで、底板も無垢で北欧の正統的作り方。こんなに手間をかけることは仕事ではできないような気がする。

2010年6月13日日曜日

エノテラ

工房の土手で写真の花が、長い間、咲き誇っている。

月見草の仲間でエノテラというらしい。土手の端っこにちょっとだけ植えていたのが、10mぐらいまで広がってきた。すごい繁殖力。
もうすぐ梅雨に入るけど、いつまで咲いているのやら・・・。