2010年8月18日水曜日

山と温泉の旅

��5日の日曜から、二泊三日一人で山と温泉を巡ってきた。もっと長く行く予定だったが、二つの目的を果たして満足したし、通販や私的な用事もあるので、早めに帰ってしまった。信州からだと3時間ほどて帰ることができるので、もっと遠くへ行くか海外へ行かないと一週間家を空けての一人旅は難しい。

詳しくはまたHPにレポートするつもりだけど、目的は学生時代に素通りしてしまい、いつか来たいと思っていた苗場の赤湯温泉と、雨飾山と小谷温泉山田旅館である。赤湯は険しい山道を2時間以上歩かないと到達できない秘境の湯。山田旅館は江戸時代の建物が残る、温泉湯治宿として有名な旅館。

��6年ぶりにやっと泊まることができた赤湯山口館は、電話も電気もないし、携帯電話さえ通じない。夜は3時間くらい発電しているけど、それ以降はランプのみとなる。学生時代は、山小屋に泊まることを否定していたような気質だったので、当時大雨で増水した沢のことを心配してくれた宿の女将さんのアドバイスも聞かず、清津川から白砂川へ連続沢歩きに出発したのだった。そんな昔のことを思い出し、明朝宿を出た時は、目頭が熱くなった。



雨飾山は結構ハードで、人も少なく、いい山だったし、山田旅館では江戸時代の部屋に泊まることができたし、30年の常連というお客さんの話も聞けて楽しかった。

2010年8月11日水曜日

気楽な扉作り

夏休みで精神状態がいつもと違うのか、なんとなく活発だ。小箱ができたので、次は工房西側材料置場の入口に扉を作ることにした。雨よけというより、西日よけである。ホームセンターで2X4と1X4材を買ってきて、下部の鏡板には余っているOSBパネルを嵌め込み、上部は雨よけ日よけの斜めの板を張ることにする。

こういう工作は、構造とサイズを決めたら、後は速い。昨日手押と自動で、厚みと幅を正確に決め、墨を入れ、12、7mmの角ノミ刃で穴を掘り、ホゾをさっさと機械で作り、自在カッターをつけた溝きりで11.5mm幅の溝を切って、仮組みなしに、組み立てた。ここまで正味半日。今日は写真にない斜め板を作る。簡単な角度ジグを作って、斜めにカットして、一気に作り、型紙で位置を決めたところにネジ止めで完成。それにキャスターをつけ、建具が走る溝をつけて嵌め込み、塗装して完成。



工芸的な作品を作るのに比べ、なんと楽なのだろう。材木置場の屋根や壁を作った時も感じたけど、こういうDIY作業は大好きだ。一方、新しい作品を作るのは楽じゃない。考えている時が一番つらい。「何もしていない」というような、自分を責める気分になったりする。明日は、工房の整理と整備でもしながら新作のアイデアを考えよう。

2010年8月9日月曜日

東京も猛暑

高速土日1000円、しかもお盆前・・・、どう考えても道路は混んでいるはず。でも、日ごろは利用できない「高速1000円」を使ってみたい。

米国で建築の勉強をしている娘が帰国し、東京のある建築事務所でインターンシップ(研修目的の無給仕事体験)をしているので、7,8日の土日を利用して会いに行ってきた。久しぶりに東京の刃物屋さんへ顔を出したり、都内見物も楽しみだ。二日目は富士五湖のあたりに寄り道して帰る計画。

��日朝6時出発。ところが初っ端から名古屋ICでとんでもない大失敗。ETCバーが開かない!!。後ろの車からクラクションが鳴らなかったのがせめてもの救い。とりあえず、指示どおり券を取って東名へ。しかし、これで1000円にならなかったら、何のために、渋滞覚悟で来たのかわからん。それで最初のPAで、とにかく修理を試みる。実は前日、車のボンネットが開かないことに気がつき、引っ張りのワイヤの点検などをした際、ヒューズボックスを開けたりしていたのだ。このために、ヒューズにコードを半田付けしていたのが取れかかっているに違いない。見てみるとそのとおりだ。「半田コテはないし、どないもならへん」とショックを受けていたが、ダメもとや、アウトドア用ナイフでコードをむいて、ヒューズの先端にコードを絡ませ、差し込んだら、OKとなった。それで、一番近い三好ICで一度出て、入りなおす。やれやれ、これでようやく正常なETC走行になった。


その後は順調に走るが、東京ICの付近から首都高までかなり渋滞する。結局、娘とイトーヨーカドー木場店で合流できたのは午後1時だった。ETC修理と渋滞で一時間はロスしているので、休憩込みで6時間ほどかかったことになる。高速代は1750円+700円だった。久しぶりに三人でイトーヨーカドーの中にある中華の「珉珉」でボリュームたっぷりのランチを食べて、娘は建築事務所へ。我々は車をホテル近くのコインパーキング(門前仲町で24時間1500円!)に置いて、場違いな「六本木ヒルズ」見学へ。しかし、どこもかしこも暑い。ヒルズはただ、デッカイビルのショップで、面白くない。対象年齢が違いすぎる感あり。早々に退散し、銀座でお茶して、それからおなじみの浅草へ。浅草も超暑いけど、なんとなく落ち着く。



夕暮れの浅草寺でまったりして、宿に帰り、下町の小さな寿司屋で軽く食べて、本日終了。朝は早いし、ETCトラブルはあったし、渋滞に酷暑、疲れました。

次の日、ホテルの無料朝食、期待していなかったが、いい意味で裏切られ、なかなか美味しい朝食だった。それから、昨夜深夜に仕事から帰ってきた娘の荷物を職場近くのコインロッカーに入れ、彼女は都内の建築現場見学へ。我々はいつもお世話になっている墨田区の刃物屋さんへ。ご夫婦や手考会のメンバーの方とお話を楽しみ、お昼は地元の人しか絶対にわからないような美味しくて風情のある蕎麦屋でご馳走になる。

それから猛暑の東京を脱出し、富士五湖へ向かう。最初に行こうとした河口湖はとんでもない渋滞なのでパスし、本栖湖へ。そこで自転車をひっぱりだし、湖を一周。気温22度くらいで、とても気持ちのよいミニサイクリングだった。

夕方帰り始める。富士宮やきそばが食べたく、お店を探すが、よくわからない。結局、富士川SAの500円(高い)テークアウトで我慢。けどうまい。帰路につくと、いきなり渋滞の情報が飛び込む。静岡付近で8k、豊川付近で25kだというのだ。それなら、ゆっくり帰ろうと思い、まずは晩飯。日本平Pの食堂で、私は「地魚定食」、カミさんは「紅白丼セット」、各々800円を食べる。地魚はマグロのカマ焼で、美味くてボリュームたっぷり。紅白の方はシラスと桜海老で、これまた美味い。最近の高速PAは、探せばいい店があるなあ。

多少は渋滞が短くなったものの、合計20kほどの渋滞で二時間以上遅くなり、帰りついたのは午後11時ごろだった。疲れたけど、内容テンコ盛の二日間だった。

2010年8月4日水曜日

携帯電話の解約違約金

自分には合わないかもしれないけど、どうもiPhoneは便利そうだ。今でも出張先でメールチェックや返信、ホテルを探したり自分のブログを更新したするために、ノートパソコンを持ち歩き、宿はネットが繋げるところが条件だ。でも、どこでも手軽にネットにつなげることができるようにと、イーモバイルなどのデータ通信末端購入を検討していた。しかし、持っている人の話を聞くと小さなiPhone一つでその役目をはたしそうである。それで今のAU携帯電話からiPhoneに乗り換えようと費用などを調べてみた。

iPhone4の購入費用は新規や乗り換えなら、近くのショップでは400円だという。月の定額費用は6000円弱で、あとは購入時の事務手数料と番号引き継ぎ事務経費が5000円くらいかかるという。

ここまでは、全くの想定内。ところが、AUの解約違約金という落とし穴があった。二年契約の「誰でも割」とかいうサービスに入っていて、来年8月以外の時期では違約金が9975円かかるという!!!解約違約金については、今の携帯を買った3年ほど前にぼんやりと説明を少し聞いたような気はする。漠然と3000円くらいの違約金だろうと思いこんでいた。

これって、個人が携帯を選ぶ権利を不当に侵害しているんとちゃうか???

この件で調べてみると、「京都消費者契約ネットワーク」というNPO法人が今年6月にNTTドコモ、KDDI株式会社に対して解約違約金条項使用差止請求訴訟を起こしている。やはり大きな社会問題なのだ。

iPhoneを使ってみたい。けど、そんなに急ぐわけではない。それよりAUが行っている、密かにユーザーを囲い込む商売戦略に腹が立つ。そんな縛りでシェアを守るより、機種の魅力や通話やデータ通信の魅力を向上させるなど、本質的な競争をしてほしい。日本を代表する優良企業だけに情けない。

とりあえず、上記NPOの起こした裁判の行方を注目したい。