2011年6月17日金曜日

卒業式旅行

先週名古屋で四回目となる「木の家具40人展」が行われ、悲願の新聞記事掲載により大盛会に終わったらしい。実行委員の皆さんはじめ、参加者の皆様、関係者の皆様、おめでとうございます。自分は今回参加できなかったが、ちょっと寂しい。

実は米国西海岸の大学で建築を学んでいた娘の卒業式が6月11日にあり、一年前からそれに参加するため、「40人展」の週にアメリカ旅行をすることが決まっていた。昨日関空に降り立ち、時差でフラフラのところを、3時間軽自動車を運転し、家に帰ってきた。その旅のことは、後日ホームページに簡単に紹介する予定。

写真は大学内にあるアメフトスタジアムで行われた卒業式のひとコマ。とにかく、家族総出で声を出し、盛り上がるのがあちらの流儀らしい。私達夫婦も、約一週間仕事をほっぽりだして参加してきた次第。

2011年6月6日月曜日

ウソはあかん

今度の政局ドタバタ劇、見るのも書くのも嫌になる。なぜ嫌になるかと考えてみると、その根は全て”ウソ”から来ているのではないか。

事故直後の東電の発表、政府の放射能についての数値、東電の計画停電の実態等、原発事故関連の発表については「実際のところはどうなんや」と思ってしまうことが実に多かった。今度のドタバタ劇も、本当のところの菅おろしの目的についても、どうもよくわからない。そして内閣不信任否決に至る、超ドタバタ舞台裏暗躍劇だ。今となっては怒って賛成票を投じた松木さんがまともに見える。ウソはいずればれる。一度ウソとつくと、イソップ物語ではないが、本当の事を言っても、信用されなくなる。事故直後の数字等については、パニックを恐れての隠蔽やウソがあったかもしれない。それならそうと、発表してよい時点で、真実を公表するべきだと思う。

と、簡単に文句は言えるが、ひるがえって自分はどうなのか。ウソも方便という言葉もあるが、基本、やっぱりウソはあかんと思う。単なる口から出るウソだけではなく、研修生を実質は安価な労働力として受け入れる工房もある意味ダマシだし、「無垢の家具は文句なしにすばらしい」というのも一部ウソが入る。約束の場所にいけない口実に親戚の不幸や仮病を使うのはもちろん、自分を良く見せようとするのも一種のウソだ。急な事でドタキャンも仕方がないことはあるだろう、しかし度重なるとウソではないかと人は思う。要するにウソはいつかばれる。そして、信頼を著しく損なうことになる。

なかなか難しいことだけだけれど、「正直が一番」。正直な話は聞いていて気持ちがいい。逆に、見え見えのウソを3回もつけば、相手にされなくなって孤独になれるから、縁を切りたい場合の対処方法としてはいいかもしれない。