2012年5月31日木曜日

木の家具40人展2012

今日は上記展示会の搬入日だった。朝から夕方まで・・・、ヘトヘト。

自分は率直に感じたことを言う性格で、奇麗事を言うことが極めて苦手だ。木の家具があれだけ並ぶと、精悍を通り越して、正直クドイ。おそらく東西両ギャラリーを見れば、「当分木の家具は見たくない」ぐらいに疲れると思う。決して悪く言っているのではなく、それだけ内容が濃いということだ。皆さんの出品作品の圧倒的パワーに比べれば、私の作品はなんとアッサリしていることか。いやアッサリし過ぎだ。あまりに色気がない。まあ、そういう好みだから仕方がないが、コッテリした料理を毎日食べていれば、ざる蕎麦や茶漬けが無性に食べたくなるようなもの。アッサリした展示もよしとしよう。新作の組立式パソコンデスク上に置いたiMACで、昨年度教室作品展のスライドショーを流しているので、それをホケーと見るのも楽しいかも。

搬入に忙しく、今日はカメラも忘れ、写真なし。でも、ホンマに密度の濃い展示会なので、「木の家具は当分結構です」となるほど木の家具を見たい方、ぜひ名古屋地下鉄「伏見駅」徒歩3分の電気文化会館までお越しください。6月3日(日)夕方5時まで。

2012年5月22日火曜日

エノテラ

工房の土手を覆うようにエノテラの花が咲いている。調べてみるとエノテラは昼咲きの月見草らしい。昼も美しいが、夜も美しい。何の世話もしていないのに、除草剤にも負けず、5月のこの時期、毎年領域を拡大しながら花が咲くとは大したものだ。今日は静かなピアノの曲を聴きながら細かい木工作業に集中していた。ちょっと休憩して外に出ると、エノテラが出迎えてくれていた。

2012年5月17日木曜日

金沢 しいのき迎賓館

親しいKWCさんはじめ石川県の木工家具の作り手10名の方々が、金沢市の「しいのき迎賓館」で27日まで家具職人展を開催されている。作品展を見たいのはもちろん、”しいのき”に妙に惹かれたので、初日の今日、金沢へ日帰りしてきた。折角金沢まで足を運ぶので、能登半島でキャンプをしようと思ったりしたのだけれど、名古屋の展示会の作品作りをしないといけないので、今回は日帰りだ。

東海北陸自動車道のおかげで金沢まで走行3時間強。しいのき迎賓館の意味は到着してわかった。玄関前にデッカイ椎の木が2本並んで立っている。



椎の木はドングリの木だ。でもこんなに大きな椎の木を見たのは初めてだ。いよいよ建物内部へ。旧県庁だった建物は表側の顔、裏側(金沢城側)はガラス張りの近代的な建物である。すぐ前にある21世紀美術館のイメージを持たせたのだろうか?。展示会の会場は一階の二室のギャラリー。こんな良い場所のギャラリーで展示会ができるとは羨ましい。写真はKWCさんが出展されているギャラリーのスナップ。



展示を見終わって、お腹が減った。興味本位で会場二階のレストランを覗くが、それが”ポール・ボキューズ”。店の前の店員さんは「作業服姿のお客様はご遠慮ください」というようなオーラを発しており、早々に退散。午後は金沢をサイクリングしようと内灘のサイクリングターミナルに行くが、風が強いし、走ってもそれほど面白くないように思われ、金沢市内に戻る。駐車場所として目をつけていた、東茶屋街の裏手にある卯辰山公園の菖蒲園に車を置き、金沢城や武家屋敷、寺町、西茶屋街などを見て帰路につく。昼飯をまともに食べていなかったので、小矢部SAのレストランで、お刺身定食と富山名物の定食を食べたが、これが結構うまかった。

��月27日までと会期が長いので、金沢観光を兼ねて出かけられては如何でしょうか?隣の21世紀美術館も必見です。

2012年5月4日金曜日

ポイズン リムーバー

5月頃から秋まで、しばしば庭の花に集まるハチが工房にやってくる。生徒さんが刺された時のためにと、効果のほどは?だが、アウトドアで活躍するという、写真のような毒吸取り装置を常備していた。



昨日工房にヨメさんが庭仕事をしていて「ハチに刺された!」と痛そうな顔でやってきた。ふと常備しているポイズンリムーバーを思い出し、それを使ってみた。刺された指に押し当て、ハンドルを引いて、真空吸引する単純な装置。真空状態を一分ぐらい保つと、ゴマ粒ほどの白い液体が、刺された穴から出てきた。刺された本人の話では、これでかなり楽になったという。もちろん完全に毒が除去できるわけではないので痛みは残るが、その範囲が指先にとどまっている。2日目は手のひら全体が少し腫れてはいるが、リムーバーの効果は相当あったようだ。そんなに高いものではないし、軽いから、山へ行く時など持っていくと安心かも。