2012年11月23日金曜日

再接着

「第一回暮らしの中の木の椅子展」に初めて入選したスタッキングチェアをずっと休憩室で使っているが、床が凸凹なうえに重量級の方が座ることも多く、ホゾが緩んでガタガタしていた。それを今日分解して再接着し組み上げた。



何時分解するか、経験からガタガタ具合で判断している。早すぎるとホゾが抜けずに部材を痛めるし、ガタガタを放置しているとホゾが破損してしまう。ガタガタが適度な時が、ホゾがうまく抜け、分解しやすい。今回は絶妙のタイミングで、木槌で数回叩くだけで全てのホゾを外すことができた。バラバラになってしまうと元通りになるか心配になる。慎重に組立てる順番を考えて作業台の上に置いて接着に備える。

いつもならピーアイボンドで再接着するところだが、比較のためもあり、タイトボンドⅢを使ってみた。部材がチークで接着強度がでにくいが、果たして何年緩まずに持ちこたえてくれるだろうか。”スタッキング”機構、椅子が10脚以上ある休憩室で本当に重宝している。が、どうしても強度的に無理をしているので、接合部にかかる負担が大きいのが難点。