2012年12月22日土曜日

テーブルソウの修理

今年最終週の木工教室である。朝テーブルソウの掃除とチェックをしていたら、スライドテーブルの部分から”カタンカタン”と変な音がする。音の出所を探っていたら、スライドレール部分に貼り付けてある磨耗に強いステンレスの薄板の中央部が浮いているのを発見。修理は簡単ではないので、今日の教室はそのまま使い、教室終了後に修理することにする。ドイツ製のこの機械、製造会社はもうないし、もともとメンテナンスは自分でやる覚悟で買っている。現場に運び込むことができる50kgという軽さのためか、スライドレールは強度的にやや弱い。長年の使用でステンレス板が延び、また接着剤の劣化もあり、中央部が膨れてはがれているわけ。以前同じトラブルを経験していて対処法はわかっているが、これがとても厄介な作業。



写真は分解したスライドレール部分。片側10個、両側で合計20個の直径8mmほどの小さなステンレス球が本体との間に挟まれていてリニアベアリングになっている。これを外す時、20個の球が一気に床の上に落ちる。なくさないように回収した後、ステンレス板をはがして掃除をし、元の位置に接着剤で貼り付ける。それからも一苦労。スライドテーブルを本体にかぶせ、スライドレール部分に20個のステンレス球をはめこんでゆく。



教室終了後2時間弱でなんとか復元できた。このテーブルソウが使えなくなると本当に困る。自分で修理するにも限界がある。あと何年使えるだろうか?

2012年12月5日水曜日

富山へ

富山大学の小松先生が、富山市民プラザで12月7日(金)まで、これまでに作られた「愚者の楽園」シリーズの集大成となる展示会をされている。ぜひ見たく、富山へ日帰りしてきた。今年の12月は寒い。まだ上旬なのに東海北陸道は雪でチェーン規制。先週スタッドレスに履き替えておいてよかった。


冷たい雨の降る中、富山の会場に到着し、会場へ行くが、広い。その広い会場が、存在感のある”家”が30軒以上並んで、狭く感じる。作品はもちろん、展示にも気配りや工夫が完璧だ。平日だけの展示会だが、小松先生の創作活動のひとつの節目として重要な意味を持っている展示会だろう。良い刺激というより、かなりショックを受けた展示会だった。