2016年7月30日土曜日

続、糸鋸刃

今日、一番近い木工房フィトンチッドさんがお使いになっている糸鋸刃を持って来てくれました。前回のブログ記事がきっかけだそうで、恐縮です。

名前は聞いていましたが、実際に見て使うのは初めての「梶原糸鋸刃製作所」製です。本体部分は幅1.3mm厚さ0.4mmと、前述の赤トラや旭工機の山中目24山とほとんど同じサイズですが、これは20山で返し刃が写真のように細かい感覚でついています。

上2本が赤トラ、下2本が梶原製
前回と同じアルダーの板を切ってみました。梶原製が山が少ないせいでしょうか、やや軽く切れた感じがしました。とはいえ、今回使ってみた、赤トラ、旭工機、梶原糸鋸刃、短いテストでは優劣付け難いです。たぶん糸鋸盤の性能と自分の腕(こっちの方が大きい?)の要素の方がよほど大きいかも。

外国製の刃が良いという方もおられますが、日本でこのように作っておられる会社が複数あるというのは心強いです。特にプロの場合、安心して使い続けることができることの意味は大きいと思います。

今回の糸鋸刃の話題、二人の木工の友人から刃をもらったりして、やっぱり仲間はありがたいです。


2016年7月24日日曜日

糸鋸刃

木工屋みしょうさんから、糸鋸刃「赤トラ」を送っていただきました。教室での糸鋸使用頻度は高くないのですが、カナダの友人エドワードが糸鋸による切り抜きデモンストレーションをしてくれたこともあり、最近は糸鋸刃に興味を持っていました。

上3本が”赤トラ24山あさりなし”で、その下が私が持っている”旭工機のNo.2山中目24山”です。一番下はエドワードがデモで使った欧米仕様?のNo.5です。

見た目、赤トラと旭工機の刃はよく似ています。”赤トラ”さんが旭工機さんの刃を作ってしていたのかもしれません(根拠なし)。 ウチの糸鋸盤につけて、赤トラと旭工機の刃で約1cm厚のアルダーの板に直径1cmほどの丸を切り出してみましたが、短いテストでは切れ味に差は感じませんでした。仕事で本格的に使うと差がでるかもしれません。

欧米仕様のNo.5は本当に細くて、刃が見えないほどです。エドワードはこの刃で厚さ3cmくらいのアルダーを簡単に切り抜いていました。薄板単板専用ではないようですが、この細さはインタルシアなどで薄板を切るのに適した刃ではないかと思います。

3cm程度の無垢材を切る刃としては、赤トラや旭工機の24山くらいが適しているように思います。もっとも、ウチの糸鋸盤が旭工機の一番安いタイプなので、刃よりも機械の切断能力の方が問題かもしれません。

2016年7月12日火曜日

飲み放題への愚痴

私事ですが、毎年行っていた木工教室の暑気払いビアパーティーを、今年は私が主催するのはやめました。

理由は、幹事として気持ちよくお世話をできる自信がなくなったからです。

ビアパーティーや忘年会など、多数の人が参加する季節行事だと、場所を確保したり、あるいは会費を徴収することを考えると、この頃はほとんど「飲み放題」を選ぶことになります。

この飲み放題がクセモノで、実際にはなかなか出てこなかったり、前触れもなくオーダーを切られたり、時間制限で短時間に席を空けなければならなかったりと、神経の繊細な?自分は、「参加者に悪いなあ」と思ってしまうことが多く、気分が滅入るようになったのです。

このようなお店は、若いアルバイト君でほとんど切り盛りされていて、客の回転がうまくいくように動ける優秀?なバイト君がチーフとなり、効率化が加速したりします。お店の心意気など感じることなど、遥か昔の夢の世界になっているようです。

日本が好きなんですが、ロンドンのパブはいいですね。一杯ずつ、現金と交換です。飲み放題なんてありませんから、各人が好きなだけ注文して飲めるし、支払いに不公平感はありません。ビールも泡が上部に3cmほどあって、冷たく美味しいです。

大勢のビアパーティーは諦め、数人で自分の分は自分で払う方式のビアパーティーが一番楽しいのではないかと思う、今日この頃です。