2016年3月29日火曜日

芝桜

機械室の土手に毎年芝桜が咲きます。朝の光を受けて薄紫色に輝いてます。


2016年3月23日水曜日

手押鉋盤、刃の研磨

今日は木工屋さん向けの話題です。

紆余曲折を経て、現在のところ手押鉋盤の刃は一回は自分でマキタの水平に回転する研磨機で研磨しています。二度目は自分で研磨せずに、自動鉋の刃といっしょに研磨屋さんへ持ち込んでいます。こうすることで、自動鉋と手押鉋の交換時期を同じにできて都合がいいのです。

いずれ詳しく書くつもりですが、二万円台のこの研磨機、うまく使えば、結構実用になります。剛性は乏しいですが、その分力を加減すれば研磨の度合いも微妙に変えたりできて、自分は重宝しています。10万円程度の研磨機を買うより、こちらの方がよほど使いやすいです(経験談)。

刃は一度に外さず、全部の刃のネジを少し緩めて後、一枚ずつ外しては研磨し、そして一枚ずつ取り付けています。刃の重さは違いは2g以内とし、それ以上違う場合は研磨屋さんにお願いし、バランスをとってもらいます。砥石に水を浸透させるのに一時間くらいかかりますが、3枚の刃を外して研磨し取り付け終わるまで、一時間弱です。これなら時間のロスも少なく、効率はいいと考えています。

2016年3月14日月曜日

小さなキズに

木工教室というのは、新しい方を迎えたり卒業される方を見送ったりはあるものの、基本的には同じことの繰り返しで、その中で少しずつ新しい刺激や知識を盛り込んでいくことが大切なのだと思って毎日やっています。

教室の朝は、機械の整備や油引きから始まります。昨日、恥ずかしいながら、油をひく手が不用意に、手押しカンナの刃に触れてしまい、ちょっと深いキズを負ってしまいました。教室でもノミで指を少し切ったりというのはよくあることで、深刻なキズでないかぎりは、水道水でよく洗い、その後、キズを指で抑えたりして、とにかく出血を止めるようにします。その後は、必要なら絆創膏やガーゼで保護するわけです。昔のように消毒薬を使うことは、よほど汚染された場合を除き、しません。

昨日は少し深いのと、研ぎを教えることもあるため、いつもは使わない”キズパワーパッド”を使いました。実は私自身がこれを使うのは初めてだったのです。

その使用感ですが、PRみたいで気がひけるのですが・・・、これは確かにいいです。貼ってしばらくすると、指に馴染んで皮膚と同じようになって、違和感がないし、夜はそのままお風呂に入っても大丈夫でした。

小さな切り傷には安いバンソウコウと、ちょっと深いキズにはこれと、使い分けるとよいかと思います。木工関係者の間ではもう定番かもしれませんが、工房に一箱あれば、いざというときに役に立ちます。