2017年12月19日火曜日

リナックス

気が付けばもう師走。帰られる生徒さんに「よいお年を!」と挨拶する、一年速いなあ。義母の体調のことで平日は大阪の実家へ行くなど忙しく、ブログは久しぶり。

今日は木工ではなくパソコンの話。パソコン好きの人以外は興味がないかも。

リンゴマークのPCも持っていますが、仕事はwindows中心です。ところがWindows10になってからは、こちらの事情もお構いなしに大きな更新が勝手に入ったりするし、なんかマイクロソフトに操られているような気がして性分に合いません。

それで、今まで何度となく試したことがあるリナックスを本格的に導入してみようと秋ごろから、古いノートPCと最新スペックのノートPCにlinuxをwindows10と同居させて使ってきました。Ubuntuとその系列が多いですが、いろいろ試し、結局Linux mintが私には使いやすくて、そこに落ち着いています。

3か月ほど使ってみて、確実にlinuxの方が快適です。以前は画面が綺麗でないと感じていましたが、それは古いPCに入れた場合のことで、新しいPCに入れるととても見やすく綺麗です。

windowsアプリケーションも右のアプリで代替えOKです。
オフィス → リブレオフィス
イラストレーター → inkscape
フォトショップ → GIMP
さらにはWineというソフトを使えば、かなりのWindows用ソフトが実行できます。長年愛用している秀丸メールや秀丸エディターはこれで問題なく動いています。難しいのはプリンタの設定くらいですが、ブラザー製ならLinux用ドライバが提供されていて、設定の手間はかかりますが、ちゃんと動きます。

予想しなかったメリットが音楽鑑賞でした。デジタル音源処理に特化したバージョンや追加モジュールがあり、Windowsより確実によい音がします。

とはいえ、誰にでもおすすめできるものではなく、自分で調べコマンドを打ち込むことに挑戦できる方でないと、何ともならない場面はあります。パソコン好きの方、またWindowsに嫌気がさしている方、一度トライされてみてはいかがでしょうか。

2017年11月22日水曜日

椿大神社へ

秋は展示会の季節。今週は椿大神社へ。

ジョセフ・ウォルシュ氏の作る芸術的な椅子が鈴鹿山麓にある椿大神社に展示されているとの情報を得て行ってきました。何点展示されているのか、はたまた入場料はいるのかなど、詳細はわかりませんが、初詣で何度か行ったこともあり、行楽のつもりです。

境内に入っても、どこにも展示会の案内すらありません。 仕方なく、お守りなどを売っている巫女さんに聞いてみると「拝殿の中に展示してあります」とのこと。なるほど、手を合わせる賽銭箱越し、遠く拝殿の奥に椅子が、左に一つ、右に二つ。今日は七五三参りが多く、ご祈祷を受ける家族が多数拝殿に入っておられ、気がつかなかったかも。

というわけで、撮影禁止の表示はなかったので、小さなデジカメでズームアップして撮ったのが次の写真。



何かご祈祷をしてもらうなら、拝殿の中に入って見ることもできるでしょうが、お賽銭程度ではこの写真が精一杯でした。この曲面をどのように作っているのか、また接合部はどうなっているのか、仕上げはどうなのか・・・、ちょっと欲求不満が残る展示ではありました。

ですが境内の紅葉は美しく、また名物の鶏飯も美味しく、楽しい行楽でした。展示会のみが目的ではなく、行楽として行かれるとよろしいかと。

2017年11月12日日曜日

アンフォルメル中川村美術館での展示会へ

20年くらい前に松本クラフトフェアで出会い、同じ関西人で波長の合う法嶋さんが彼の椅子やその製作過程を見るこができる展示会を、アンフォルメル中川村美術館で開催されているので、見に行ってきました。

まずこの美術館のロケーションがすごい。初めて行く人は「ここ間違ってない?」と思うような、山の上にある美術館で、開館日も変則的なので要注意です。

天井から様々な部材の型や椅子設計に使う人形がつるされ、彼の意気込みが感じられます。
製作途中の部材加工の様子や道具、さらにアイデアを発展させるプロセスなども展示されていて、木工好き、椅子好きにはたまりません。11月26日まで。開館時間は午前9時~午後4時、開館日は火・木・土・日曜日及び祝日。なお12月~3月中旬は冬季休館(^^)とのことです。

2017年11月10日金曜日

昔集めたLPを聴く

ヨメサンが工房二階に置いてあるダイヤトーンDS-32Bの音を聞いて、「これ、本当のピアノに近い音がする」と言い出したのがきっかけで、「これをなんとかして一階で聞くようにしよう!」と夏ごろから動いてきました。300枚近いLPをもう一度聞いてみたいとの思いもありまして。

最初にCECのベルトドライブプレーヤーのゴムベルトをネットで見つけて購入、無事動くようになりました。

スピーカーは片方のスピーカーのツィーターの音が出ないので、ネットで見つけた”Dayton Audio DC25T-8”がサイズがピッタリなのでこれを購入し付け替えました。本当は両方同じにしないといけないのですが、片方だけでも問題なく、今はそのままです。

 マランツの古いアンプ、音が出たり出なかったりで、あまりいい状態ではないのですが、早めにスイッチONして温めてやると音がちゃんと出ることに気がつきました。完全に故障したら、近くの高蔵寺に東海地区の修理センターがあるということで、そこに持ち込むつもり。

さて、古いLPを引っ張り出して聞いていますが、ナカナカいい音です。気がむいたら古いLPの感想など書いてみたいと思っていますが、一番目はコレです。
知る人ぞ知るミシシッピ・ジョーンハートです。いやあ、渋い。若い時にはその良さが充分にわからなかった。フィンガーピッキングギターを習っていた時、師匠のイサトさんが2000枚くらいLPを持っていたのを見て、「いろんなLP聞かないかん!」と思い、買い漁っていたころのLPです。ギターも歌もホンマに良くて、裏表聞いてしまいました。

CDやハイレゾは、いくら音がよくてもアナログをデジタルに変換し、そしてまたアナログに戻す、その過程で音は人工的になるのではないでしょうか。LPはノイズもあるし、決して音がよいわけではないのですが、ライブなど、その場にいるような音がします。ヨメサンもLPを聴く楽しみが増えたようで喜んでいます。

2017年10月29日日曜日

台風近づく、作品展最終日

台風が近づいていますが、意外に小雨の時もあります。木工教室作品展は本日夕方5時までです。よかったら見に来てください。




2017年10月26日木曜日

作品集合

作品が続々集まってきました。

 明日27日(金)午後から29日(日)夕方まで開催します。年に一度の工房公開の日でもあり、お近くに来られる機会がありましたら、見に来てください。

「天の神様、どうか台風直撃だけは避けていただきますようお願いいたします」

2017年10月5日木曜日

第17回木工教室作品展

今年も木工教室作品展を開催します。お近くに来られる機会がありましたら気軽に見に来てください。

◆ 第17回木工教室作品展 ◆
期日:10月27日(金)~10月29(日)
 27日(金):13:00-17:30
 28日(土):10:00-17:30
 29日(日):10:00-17:00
場所:名古屋市守山区平池東、宮本家具工房


2017年9月21日木曜日

葦毛湿原と新居宿

8月の新聞で葦毛湿原のサギソウが紹介されていたので、行ってきました。豊橋の町の裏山と言ってもいいような町に近いところに”東海のミニ尾瀬”と呼ばれる湿原がありました。「いもう湿原」と読むらしいです。詳しくは豊橋市の葦毛湿原のページを見てください。

駐車場から500mほど歩くと、尾瀬の木道のような道のある湿原につきます。多少傾斜があり、水が溜まっているほどでもない感じですが、今の季節は先月知ったシラタマホシクサがいたるところに咲いていました。これほど町に近いところにある湿原は珍しいのではないでしょうか。近くに自衛隊の射撃訓練場があり、砲弾の音でしょうか、バンバンという音が聞こえているのも珍しかったです。尾瀬や釧路湿原の規模とは比較になりませんが、地元の方にも愛されている場所でした。

せっかく遠くまで来たので浜名湖西側の遠州灘を見ながら自転車を走らせました。写真は現存する唯一の関所、「新居の関所」です。関所の役目を終えた建物が学校等にも使われたため壊されなかったとのこと。ここに来るのは二度目ですが、初めて中に入りました。古い民家とあまり変わりませんが、ここで東海道を旅する人たちがチェックを受けたなどと考えると、江戸時代へタイムスリップした気持ちになりました。



2017年9月1日金曜日

9月のホームページ記事

毎月私のホームページで木工に関することを書いていますので、その紹介です。

9月は”タブテイル”と”充電式ペンインパクトドライバ”です。

ダブテイル:木工好きな方向けの細かい話で、来月と二回に分けて書く予定です。

充電式インパクトドライバ:以前ブログで書いたエアコン工事に来られた職人さんが便利に使っていたのを見て買いました。可愛い外観に似合わず、実力派でした。組み立て家具などを購入された時など一般家庭でも一台あると役に立ちそうです。




2017年8月24日木曜日

サギソウ

天候不順が一休みすると今後は猛暑。でも体を動かす機会がなくストレスがたまっていましたので、猛暑予想にもかかわらず屏風山の黒の田湿地へ。サギソウが見たかったからでもあります。流石の暑さに同行者なく単独行です(^^;)。
サギソウの花は大きさは3センチほどです。湿地で水がたまって場所には多く見られました。低地の湿地でも見ることはできるそうで、それほど珍しい花というわけではないようです。白い花が好きな私のお気に入りとなりました。
別のところに、小さな白い丸いものがいっぱいあり、その中にサギソウがありました。この白い点々はいったい何なんでしょうか?ご存知の方おられましたら教えてください。写真を拡大して見てもよくわかりません。

猛暑地獄を覚悟して行ったのですが、上りでは汗が出ましたが、山頂や湿地では少し雲がかかったり北西の風があったりして、予想外に快適な登山、というかハイキングでした。

追記:
ネットで調べましたら、白い点々はシラタマホシクサという名前らしいです。



2017年8月18日金曜日

偶然の出会い

先日18年近く使った休憩室のエアコンがおかしくなったので、効率のよい新型に交換しました。その工事には立派な体格の日に焼けた職人さんが来てくれたのですが、彼の作業を見ながら世間話をしていた時、思いもかけない話を聞くことになりました。

「名古屋の方ですか?」と聞いたら、「黒島って知ってます?屋久島の北西にある、ミニ屋久島と呼ばれたりする、周囲20キロほどの小さな島ですが高さ600mを超える山もある島で、そこの出身なんです」 という返事。

屋久島に行ったことがあり興味があるのでさらに話を聞くと「”黒島を忘れない”という本知ってます?太平洋末期に特攻隊が鹿児島の知覧から沖縄に向かったわけですが、その時黒島を見て方向を決め、最後の目的地へ向かう、そういう島だったんですが、不時着する特攻機があって、負傷した兵士を島の人が看病したという話があるんです。ぼくは宮田というんですが、おばあちゃんが宮田さだと言って、お盆の頃の終戦特集の番組に出るみたいです。ひょっとしたらぼくも映っているかも」・・・という話だった。

黒島 のウエブサイト、

恥ずかしいながら、知覧飛行場という名前は知っていても、特攻隊の実状を詳しく知っているわけでもなく、まして黒島のことは全く知りませんでした。池上彰氏の番組で黒島での追悼行事の様子が放映され 、彼も一瞬でしたが、映っていました。そしておばあちゃんの宮田さださんはインタビューにしっかり答えていました。

ただエアコンの付替工事に来てくれたのがきっかけで、このような話を聞くことができ、また自分の知らないことを教えてもらいました。本当に奇遇です。

そういえば、今年もお盆前後に太平洋戦争に関する特別番組がいくつかありましたが、特攻の話はもちろん、NHKの731部隊についての番組は、よくここまでつっこんで取材し、戦争を全く美化することなく、事実を検証しながら放映していたことに驚きと感動を覚えました。翌日のインパールもすごい番組でした。

2017年8月12日土曜日

帰省

ノロノロ台風のせいで山へ行くチャンスが見つからないまま8月も3分の1が過ぎてしまいました。山は8月後半かなと思いながら、先日神戸の墓へ参り、その後舞子の実家へ寄ってきました。

午前中時間があったので舞子の海岸を少し見て歩きました。小学校や中学校の頃、夏休みはほとんど毎日、朝から夕方まで海で遊んでいた海岸です。当時「夢の懸け橋」と呼ばれた明石海峡大橋がドーンと目前にあり、海岸は美しく整備されています。
外国人観光客バスツアーの立ち寄り地にもなっているほどの立派な観光地です。昔は小さな田舎の駅でしたが、淡路への高速バス乗り場もあり、駅ビルには多数のお店やレストランが入り、全く別世界のようです。大都市から遠い地方へ行くと、鉄道が廃止されたり、シャッター商店街が多かったりと、「これでいいのかな?」と思うような光景によく出会いますが、舞子は逆で、実に立派になっていました。
変わらないのは「舞子浜の松」と移情閣(舞子六角堂・孫文記念館)ですが、今は「孫文記念館」として管理されている六角堂も昔は出入り自由で、中に入って遊んでいた記憶があります。
西舞子の海岸から頭にゴムサンダルをくくりつけ、海流に乗って東の垂水駅付近まで泳ぎ、海水パンツ (海パン)一丁でサンダルを履き、国道沿いに歩いて帰ったことが懐かしく思い出されました。

2017年7月29日土曜日

TANIのアイゼンとカドタのピッケル

毎夏一度くらいは3000m級の山へ行っているので、今年もと思いながら天気予報と”にらめっこ”しています。しかし、どうも今年は天気が安定しない(涙)。

夏山でも雪渓が残っていることがあり、学生時代は必ずピッケルを持参していました。最近はストックとアイゼンが多いそうですが、それでスリップした時に止められるのかなと不安になります。で、念のためアイゼンとピッケルを購入しようかと思ったのですが、それほど使うアテもないため、とりあえず昔の遺物と化したアイゼンとピッケルを引っ張り出してきました。

ピッケルは札幌カドタのサミットというモデルです。
貴重な中古品として値段がつくかな?。でも重い。やっぱり最近のを買うべきか?

アイゼンはTANIです。
TANIは一世を風靡したアイゼンですが、なんと工房からすぐの春日井市にあった梶田製作所が作っていたとのこと、知らなかった。後にカジタックスと名前を変え、登山界で有名になっていくのですが残念ながら廃業し、今はモンベルがカジタックスを扱っています。

このアイゼン、長さを簡単に調節でき、クルッとまわして折りたためば小さくなって収納が楽な優れものでした。夏の非常用装備であればTANIで充分。新規購入は必要なしと判断しました。 錆びてはいますが、ネジもスムースに動き、充分実用に耐えそうです。

あとは、天気が安定してくれればなあ・・・。それと自分の体力の方も心配ではあります。




2017年7月16日日曜日

三瓶小豆原埋没林

本業が夏休みモードに入り、いつもより遠くへ行けるので、先週島根県の石見銀山へ行き、次の日は三瓶山北側の「三瓶小豆原埋没林」を見てきました。

約四千年前の三瓶山の大噴火により大規模な土石流が発生し、地形の特殊な環境のおかげで大きな木の林がそのまま埋まってしまい、腐らずにそのままの形で土中に残ったのだそうです。

地面を掘って埋まっていた状態のまま展示されているのは感動モノでした。また展示されている木には杉が多く、家具木工ではあまり使われない杉を見直す機会にもなりました。見に来てよかったです。

2017年6月30日金曜日

黒の田東湿地

春に行った「黒の田東湿地」がお気に入りだ。先日はあまり山歩きが好きではないヨメサンとこの湿地経由で屏風山へ登ってきた。
いろんなルートがあるが、南の笹平から入るルートが一番楽だと思う。大きな水車のある「道の駅、おばちゃん市山岡」から北側の山里へ向かい、どんづまりに小さな駐車場がある。そこから高度差200mくらいをゆっくり上り、杉林を抜け、綺麗に整備された泥濘にかかった木の橋を越えると湿地に行きつく。静かな湿地には中央に木道が整備され、ミニ尾瀬という感じ。湿地から屏風山の往復もほどよい行程で、健脚でなくても大丈夫。

湿地の中の島のような所には、木の素朴なテーブルやイスが置かれていてゆっくりできる。今度来るときは、コンロとカップとコーヒー豆を持ってきて、この静かな湿地でマイカフェを楽しんでみたい。

2017年6月16日金曜日

ロス・キャンプ旅、旅行記

5月末のロス・キャンプ旅の旅行記を書きました。

ロス・キャンプ旅

盛りだくさんな一週間だったので、日本でのいつもの精神状態になるまでに少し時間がかかりました。教室をやっている平常どおりの一週間は短いですが、毎日が新鮮な一週間は長く感じます。

2017年6月1日木曜日

ロス、キャンプ旅行

5月は5週あり、最後の週の教室はお休みなので、娘の居るロサンゼルスへ旅行してきました。久々の海外旅行、帰ってきたばかりでまだ時差ボケもとれませんが、近いうちに詳しい旅行記を書きたいと思っています。

ロス2泊、セコイア公園でのキャンプ2泊、カーメル1泊、ロス1泊の計6泊の旅でした。どこもアメリカでの生活に溶け込んでいる娘が手配してくれたところで、旅行者が簡単に利用できる宿や施設ではありませんが、その分、大変刺激的で充実した旅でした。

昨日帰ってきたばかりで疲れもとれていませんので、少し写真だけアップします。

セコイア国立公園でのキャンプ風景。大きなボックスは熊など動物から食料を守る鉄製貯蔵庫。

キャンプ場から近い岩山での一コマ。雲海が美しい。

ジャイアントセコイアの森。ホンマに巨大ですわ。

サンルイス北方の海岸。ゾウアザラシの大群お昼寝中
ロスでは一軒家を借りての宿泊、カーメルの家は若い頃ボブディランも泊まったという場所でした。忘れないうちに旅行記を書かねば・・・




2017年5月23日火曜日

スマートメーター

先日留守中に中部電力が電気のメーターをスマートメーターに取り替えていました。一週間ほど前に事前通知のハガキは来ていたのですが、こんなに早く交換とは思っていませんでした。

動力をひいておられる方はお分かりかと思いますが、毎月固定の契約電力量というのがありまして、今までのメーターなら一か月何キロ使っているかという丼勘定なので、毎時いくら使っているかというデータはありません。だから時に契約量を少し越えて使ったとしても、ブレーカーが落ちないかぎり問題は生じません。しかしスマートメーターになると毎時使っている電力量がリアルタイムに測定されるため、ひょっとしたら、少しでも契約量を超えた部分について契約変更や追加請求等があるかもしれませんね。

さて、図は先日教室の時の工房のスマートメーターによる動力使用量のグラフです。

なかなか面白いデータです。教室は10時から17時までですが、昨夜ブレーカーを切り忘れていましたので、午前10時までの少ない数値は待機電力ということになります。17時以降はブレーカーを落としましたので完全にゼロです。そして一番多い時間帯でも2キロを超えていません。安心しました。

絶え間なく機械が動いている大きな工場ではない小規模工房では、時間あたりの電力消費量はそれほど多くならないと言えそうです。おそらく一人か二人の小工房で、最大でも集塵機と木工機械2台を間欠的に使用するなら、2~3キロ/時の契約で充分いけるのではないでしょうか(当方電気の専門家ではないので、各自自己責任で判断してください)。 5キロ以上の契約されている方は、スマートメーターのデータをよく見ることで、電気代の節約ができるかもしれません。

2017年5月18日木曜日

東山魁夷展

豊田市美術館で開催中の「東山魁夷展」を見てきました。

18才の頃、兵庫近代美術館で東山魁夷さんの初めての大きな展示会(1971年)があり、雲のかかる山並などの絵を見て好きになりました。出身高校が私の出身高のとなりの学校であったことや、山に主題にした絵が多いことも、興味を持った理由でもあります。また唐招提寺は37才で初勤務をした奈良市のある中学校の校区にあり、近辺を家庭訪問をするなど、親しみがありました。





豊田市は財政が豊かなのでしょうか、豊田市美術館はとても立派です。10数年前に黒田辰秋展で来ているのですが、その時よりも立派に見えましたし、来場者も多かったように思います。お寺の襖絵はすばらしいものでしたが、 大きな絵を緻密に描くための下絵や割付図なども大変面白く感じました。

同時に行われている「抽象の力」や「追悼小嶋悠司」が予想外に素晴らしく、見入ってしまう作品が多かったです。それと別館常設の「高橋節郎」の漆絵や造形も、安曇野の高橋節郎記念館での展示会で興味を持っていたので見ることができてよかったです。

見る前は「観覧料1400円は高いなあ」と思っていたのですが、追加なしにこれらの展示も見ることができ、来てよかったと思いました。

2017年5月5日金曜日

近くで楽しむ

世間は大型連休。週末が教室の私はこの間遠出をせずにじっとしています。ですが、あまりによい天気なので、近くの定番サイクリングコースを楽しんできました。内津川(うつつがわ)に沿う地元のサイクリングコースです。

自宅からスマートIC工事中の守山PAの下を通ってJR神領駅へ。線路を専用地下道で越え、内津川のサイクリングロードに入り、川に沿って北上します。
コース途中の公園で休憩。藤が満開
後半はこのような土手を走ります
終点近くの岩船神社。後ろには古墳。奥は溜池と農地
春日井緑化植物園手前の終点。里山風景の中水生昆虫も
年に2,3回は走ると思いますが、いつ来ても気持ちがいいです。往復20キロほどですが、途中に山好きが集まる隠家的喫茶店もあって、なかなか楽しめるお手軽コースです。

2017年4月27日木曜日

くまモン焼酎

ぜんぜんお酒は強くありませんが毎日少しだけ欲しい性格で、ビール一缶あるいは焼酎かウイスキーの薄いお湯割りを一杯だけという安上がりな人間です。

焼酎がなくなったので、買うなら熊本応援で何かいいのがないかと探していたら、大好きな「くまモン」のボトルが目に入り即購入。

「赤白茂作」。背の低いビンなので、食卓横の棚にきれいに収ってます。まだ飲んでませんが、楽しみです。

2017年4月6日木曜日

木曽川堤

今年の名古屋は開花が遅れていますが、そんな中、一早く満開になっている「木曽川堤」に行ってきました。

目的地の少し東にある「フラワーパーク江南」まで車で行き、自転車に乗り換え、木曽川左岸のサイクリングロードを走ってアーチ型タワーのある138タワーパークへ。この公園は本当に広大で花見シーズンでも園内の外周は自転車で走ることができるし、場所によってはバーベキューも可能。有名な木曽川堤の上の道路を走りながら花見をしている車もあるし、駐車場も沢山あって無料と、大都会では信じられないくらい、とにかく広い。大きな桜の木の下で園内で買った「天むす」を食べ、西の端の光明寺公園をぐるっと回って元の車のところへ。往復約17kmの軽いお花見サイクリングでした。

2017年3月24日金曜日

温泉治療の今昔

先日ある温泉を再訪しました。山奥の携帯電話も通じない温泉の一軒宿で、とてもやさしい硫黄泉で大好きです。

ここは男女別の内湯と混浴の露天の他、男女別の治療泉があるのです。宿の方に「治療泉に入ってもいいのですか?」と尋ねると「ダメです」との返事。明治の頃、らい病が治るということで大勢の患者さんが来て治療し、昭和の戦後は疥癬に効くということでとても賑わい、今はアトピーの方が来られたりするとのこと。皮膚病患者さんは肌を見られたくないし、一般客がびっくりしクレームになることもあるため、治療泉と一般向けは区別しているとのことでした。ただ、最近の温泉ブームでグループで来た人が勝手に入ったりするので、医療も発達した現在、治療泉をやめて内湯を拡張しようか思案しているともおっしゃってました。

ここに限らず、たとえば有名な草津温泉も同じような歴史があったようですし、おそらく日本の温泉の多くは湯治の場として出発したのだと思います。そんな歴史も知らずに今まで温泉を楽しんでいたことを考えさせられました。

2017年3月17日金曜日

核融合科学研究所

ウチから30分ぐらいのところに”土岐プレミアムアウトレット”がありまして、時々買い物に行ったりします。出来立ての頃はお店も少なくイマイチだったのですが、段階的に拡張され、今では立派なアウトレットモール。遠方からバスで来られる方も多く見られるようになってきました。そこから直線距離で1.5kmほどのところに核融合科学研究所があり、3月7日から核融合実験が始まっており、反対運動も起きているようです(3月8日中日新聞の記事)。従妹が研究所から1kmほどの滝呂ニュータウンに住んでいますから、実験が危険なものであれば、より心配です。

そこで素人なりに、核融合実験について調べてみました。実は私20代に放射性医薬品を製造販売する会社にいて、そこにはサイクロトロンがあり、営業職ではありましたが、被ばく量を測定するフィルムバッチが配布されていました。ある時サイクロトロンが故障し、その修理で一人当たりの被ばくが法廷許容線量内に収まるよう人海戦術で修理をすることになり、待機を命じられたことがありました。幸い年配の方達だけで修理が終わり、私は入ることがなかったのですが、小さなサイクロトロンでさえ、装置全体が放射化されるため、その修理とか解体については、絶えず被ばくの心配がありました。

核融合とは何か・・・、なかなか難しいです。太陽で起こっているのが核融合らしく、また水爆も原爆を引き金につかった核融合を使った爆弾らしいです。とにかく、中性子がひっついた重水素と三重水素を超高温高圧でぶつけてやると安定したヘリウムに変化し、その際中性子線を出しながら、莫大なエネルギーを発生するのだとか。どこにでもある水素などを使って、地球上に太陽のような熱源を作ることができる、夢のようなエネルギー源になるとのことです。

その危険性はというと、強力な透過力を持つ中性子線、そして副生されるトリチウム(三重水素)。中性子線はあたったものをすべて放射化するので始末に悪いし、トリチウムは水として存在するので、それを分離し外に出ないようにするのが極めて難しいらしい。

ただし原子炉と違い、何かの事故で暴走する可能性はないとのこと。原子炉は核分裂反応が連続して起こるのを微妙にコントロールして緩やかに反応させているのに比べ、核融合は超高温や真空環境を作るのが極めて難しく、装置にトラブルが発生した場合は、反応が起こらないようになると思われます。

このような夢の研究をするのがよいことか悪いことなのか、私にはよくわかりません。周囲に全く危険がなければ 研究するのはいいかもしれませんが、施設側のHPでさえ、中性子線やトリチウムは100%防ぐことはできないと書かれており、周囲になんらかの影響を及ぼすことは否定できません。

太陽で起こっているような反応を地上で起こすために、どれだけのエネルギーやお金を使わなければならないのでしょうか? 危険性はもちろんですが、その効率は素人考えでは非常に低く、非現実的な気がしてなりません。現代の技術を駆使した小規模水力発電や海流を使った発電などの方がよほど実用的に思えます。

核融合科学研究所

 放射線αβγ 

 

2017年2月24日金曜日

リハビリスキー

遊びの話ですんません。ちゃんと仕事はしていますが、木工教室という性格上、同じことの繰り返しが多くて、ついつい遊びに話が多くなります。

昨年9月中旬にひどい腰痛から左脚に力が入らない状態になりましたが、徐々に回復、ついに今シーズン初のスキーに行ってきました。右回転時には左足を踏ん張らなければならないわけですが、整地された雪面では問題なく滑ることができました。

ピンボケ写真ですが、御岳山です。

名古屋は山やスキーに行くのに便利な土地です。朝8時15分に家を出て中央道で中津川ICで下り、19号を走ると11時頃目的地の「やぶはらスキー場」に到着。ここは初めてですが、水曜日はサービスデーとかで、シニア一日券がなんと1800円!。休憩をはさんで15本くらい滑りました。あまり無理をしてはいけないと2時前に終了、久々「源氏」で木曽名物「すんき蕎麦」を食べ、福島の「二本木」温泉へ。ここの天然泡は気持ちいい。少々人が多かったのが残念でした。

さて、4時頃温泉を出て同じ道で帰り、18時30分頃自宅到着。”スキー、そば、温泉”の豪華な一日なのに帰宅時間は普段といっしょ。とにかく左脚マヒがほぼ回復したことがうれしい一日でした。

2017年2月10日金曜日

鼻炎対策

2月・・・、この時期毎年辛い。

就職して間もなく、出張先の寒い徳島の町を歩いている時、急に顔面が痛くなり、帰宅後耳鼻咽喉科を受診、「”花粉アレルギー”による急性副鼻腔炎」と診断された。それから毎年2月頃から5月末くらいまで、鼻がつまって、夜寝れない日が続くようになった。年をとったせいか、この頃あまりひどくならなかったが、二週間ほど前喉が急に痛くなり、声がでにくく、顔面も少し痛く、粘っこい鼻水がでるなど、鼻風邪もしくはアレルギー反応による急性副鼻腔炎だと思いました。「またお医者さんのお世話にならないと治らないかな?」

お医者さんへ行けば、3日間ほど抗生物質を服用し、抗ヒスタミンや鼻の腫れを押さえる薬を貰うことになることはわかっているので、今年は自己回復力を信じ、抗生物質に頼らないことにしました。

少し熱が出そうな時に総合感冒薬を飲んだところ、解熱作用で折角熱が上がって細菌の繁殖を抑える体の防御反応をおさせてしまうことを実感。ネットとかでいろんな体験談を読んだりすると、鎮痛解熱剤を含まない鼻炎用薬の方が良さそうとの判断で、鼻炎用カプセルを服用してみることにしました。

すると数日で鼻の調子がよくなり、喉の痛みや腫れもよくなってきました。少々時間はかかりましたが、自己回復力で急性副鼻腔炎も治まったようです。

「風邪は万病のもと」というくらいですから、慎重に判断してほしいですが、 自分的には次のような方向でこのような症状に対処していきたいと考えています。

  • 38度以上の発熱を伴う場合は、インフルエンザなどの感染症の可能性があるので、迷わずお医者さんへ。
  • いわゆる”ふつうの風邪”であれば、総合感冒薬(市販の風邪薬)は、 症状を一時的に抑えるだけで、逆に自己回復力を弱める場合があるので、服用しない方が良い。まずはできるだけ暖かくして睡眠を十分にとるなど休養する。
  • 風邪かアレルギーかわからないような鼻のぐずつきが長引く場合は副鼻腔炎になっている可能性が高い。その場合は鼻炎用薬を服用して様子を見る。数日服用しても効果がない場合は、お医者さんへ。 
書いてみたら、ごく当たり前のことですね。でも、アレルギー性鼻炎は本当に辛いです。製薬会社の宣伝ではありませんが、今回「パブロン鼻炎カプセルSα」に助けられました。

2017年1月20日金曜日

木の仕事の会十周年記念展で大阪へ

今日は私も出品している「木の仕事の会10周年記念展」を見てきました。

以下は事務局の方の書いたのをそのままコピーしています。

-----木の仕事の会十周年記念展 「木の仕事、ひとり逸品持ちより展」-----

今回は『木の仕事の会』の活動10周年を記念して、会員がこれまでに手がけた逸品を持ち寄った企画展を開催します。

この機会に様々な形の木の仕事をご覧ください。

2017年1月20日(金)~22日(日)
20日、21日は12時-20時,22日は12時-18
入場無料
会 場 イロリムラ[89]画廊 展示室3
主 催 木の仕事の会

大阪市北区中崎1丁目4番15号、地下鉄中崎町駅徒歩3分)
----------------------------------------------------------------

梅田についたのが11時半頃、腹ごしらえを先にと20数年ぶりでしょうか、超アッサリな「揚子江ラーメン」で昼食。いやはや、やっぱり美味しかった。少し東に移転していたのですが、前の店舗よりいい感じでした。それから歩いて中崎町へ。スタッフとして一番乗りです。
JR環状線のガード下に「アートな連中が集う場所」というディープな感じのギャラリー、私は好みです。行くまでは展示が少々寂しいのではないかと心配していたのですが、なんのなんの、とても素敵な展示となっていました。お世話されている皆様、本当にありがとうございます。
展示会って、実際に行かないとわかりません。頭で想像するだけはあきまへん。特に今回は作者が選んだ逸品ぞろいですので、たいへん見応えがありました。22日まで。

2017年1月16日月曜日

木工旋盤KC-14延長ベッド設置

あまり木工旋盤に興味はない方ですが、教室をやっている以上は基本的な加工はできるようにと、販売終了のKC-14を持っています。これだけではテーブルの脚など長いものが加工できませんので木製簡易延長ベッドなどを作っていました。しかし剛性不足は明白で正式には取り付けることができないKC-14DO(これも販売終了)用の延長ベッドを購入し、強引に設置してみました。

木片を延長ベッドの下に入れたりして高さを合わせ、連結用の穴の位置を本体にマーク、直径6.5mmの穴を電動ドリルで開け、6mmのボルトにスプリングワッシャなどを併用し、なんとか連結しました。 取付部を垂直に削りたくてディスクグラインダーやヤスリで挑戦しましたが、大変なのですぐギブアップ。現時点ではボルトをスペーサーに挟んでいます。


ちょっと不安でしたが、ご覧のように長い棒の加工が問題なくできました。穴の位置を正確にマークし、センターポンチを打つまではよかったのですが、苦労したのは横から手持ちの電動ドリルによる穴あけでした。途中ドリルの刃をグラインダーで研磨するなど、意外に手間どりました。回転センター位置のズレはあると思いますが、距離が長くなるので、少々のズレは実用上問題ないです。

送料無料期間を利用したので、ほぼ2万円の出費でした。ワンランク上の旋盤の購入も考えたのですが、現有機械を使わなくなるのがもったいなく、この延長ベッドを買ってよかったと思います。同じ機種をお持ちの方で延長ベッドを検討中の方、参考になれば幸いです。

2017年1月11日水曜日

もう1月も11日に・・・

とにか早いです。段々と早くなるようです。日が経つのが・・・
今年はどんな年になるのか?世界情勢も動いているようですし、それを正確に読み解くことは不可能に近いほど、マスコミやネットの情報が操作されているような昨今です。意外と自分の直感やちょっとした違和感などがとても大切な判断材料になるかもしれないと思ったりします。芸能人の麻薬関連事件や隣国や米国の混乱、天皇の早期退位など、報道を賑やかすネタに隠れて、原発問題や改憲・年金制度改革など、本当に大事なことが議論されないまま進んでいるような不気味さを感じます。

そんなこととは無縁に、冬の庭に1cmほどのピンクの小さい花が一杯咲いています。

ネットで調べたら、「ヒメツルソバ」という名前だそうです。とても強い植物で、いたるところでかわいい花を咲かせています。地面に這いつくばって強く育っているのを見ると、見習わねばと思うばかり。今年もどうぞよろしくお願いします。