豊田市美術館で開催中の「東山魁夷展」を見てきました。
18才の頃、兵庫近代美術館で東山魁夷さんの初めての大きな展示会(1971年)があり、雲のかかる山並などの絵を見て好きになりました。出身高校が私の出身高のとなりの学校であったことや、山に主題にした絵が多いことも、興味を持った理由でもあります。また唐招提寺は37才で初勤務をした奈良市のある中学校の校区にあり、近辺を家庭訪問をするなど、親しみがありました。
豊田市は財政が豊かなのでしょうか、豊田市美術館はとても立派です。10数年前に黒田辰秋展で来ているのですが、その時よりも立派に見えましたし、来場者も多かったように思います。お寺の襖絵はすばらしいものでしたが、 大きな絵を緻密に描くための下絵や割付図なども大変面白く感じました。
同時に行われている「抽象の力」や「追悼小嶋悠司」が予想外に素晴らしく、見入ってしまう作品が多かったです。それと別館常設の「高橋節郎」の漆絵や造形も、安曇野の高橋節郎記念館での展示会で興味を持っていたので見ることができてよかったです。
見る前は「観覧料1400円は高いなあ」と思っていたのですが、追加なしにこれらの展示も見ることができ、来てよかったと思いました。
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